ハーレーのアイドリング回転数を安定させる方法

エンジン

ハーレー特有のアイドリングサウンドは、そのリズミカルな様子から三拍子と呼ばれています。しかし、暖気運転や信号待ちの時などにアイドリングが不安定でエンストしてしまう、という場合には、その不安定な状態の原因を探して修理することが大切です。
アイドリングの不安定さを誤魔化して乗っていると、走行中にエンストしてしまうということにもつながります。走行中にエンストしてしまうと、当然事故にも繋がる危険性があります。安心してハーレーに乗るためにもアイドリングは重要です。

そんなアイドリングが不安定になる原因は様々です。ガソリンが古く劣化していると、きちんと燃焼が行えなくなるためアイドリングが不安定になります。走り出しても適切なアイドリング回転数にならない、ノッキングが発生してしまうということも考えられます。ガソリンが古くなってアイドリングが不安定になった場合には、タンク、キャブレターなどのガソリンを新しく変えてみることで調子を取り戻せます。エアクリーナーエレメントが汚れていることも、アイドリングが不安定になる原因です。必要な空気を送り込めなくなるのが原因のため、エアクリーナーエレメントを掃除するか交換することで改善することができます。

エンジンの絵

プラグが劣化しているということも考えられます。プラグが劣化すると、失火や火花が弱いことなどによって不安定になります。電極が減っている、黒くなっている、という場合には磨くか交換します。イリジウムプラグの場合は、デリケートな部品ですので交換することが大切です。キャブレター内部やジェット類が詰まってしまうのも、必要なガソリンを送ることができずにアイドリングが不安定になる原因です。そのためキャブレターを取り出して洗浄することで詰まりを解消して、十分にガソリンを送れるようにするということも対処方法となります。

パッキンなども劣化している場合も多いため、交換するパーツはしっかり交換するようにします。